アトラスの社内SNSとその活用方法

こんにちわ。さいとう(黒)です。
アトラスでは情報共有や作業効率化のために様々なツールを使っています。その中で今回は、社内コミュニケーションのために使用している2つのソーシャル・ネットワーキングサービスについてご紹介します。

Yammer

YammerはMicrosoftが提供する、エンタープライズ向けのSNSです。
Microsoft Yammer : https://www.microsoft.com/ja-jp/yammer/

Facebookを使っている方はそれを想像してもらうと良いと思います。基本的な機能は一般的なSNSに近いですが、それに加えてグループ機能が強化されており、社内の部署やプロジェクト単位などでグループが作成しやすくなっています。

アトラスでは、社内の部署やチームに紐づくグループや、特定の話題について情報共有するためのグループを作成して運用しています。

Yammerの良いところと悪いところ

Yammerの良いところは「いいね」やコメントが返しやすいところです…というと「他のSNSと変わらないよね?」と思われるかもしれません。正直その点はFacebookなどとあまり変わりはありません。

ただし、Yammerは社内SNSとして使用されることを前提にしているので、特定の組織に限定したクローズな状態で利用しやすいようサービス設計がされています。

一方で、Yammerは検索機能が弱いという問題点があります。海外で開発されているサービスということもあり、日本語での検索があまり考慮されていないようです。

そのため、「過去に書かれたものを検索して閲覧する」ことをメインにした使い方はオススメできません。アトラスでは基本的に、短期間で消化される情報や、お知らせをやりとりするためのサービスとして使っています。

アトラス的Yammerの使い方

上述したとおり、アトラスではグループからのお知らせや社内のイベント情報を展開することをメインにYammerを使っていますが、いくつかアトラスらしい使い方もしています。

顧客情報の共有

アトラスに来社されるお客さんの情報や打ち合わせ情報、大会サービスのConfitを利用されている学会さんの大会情報など、アトラスのお客さんの情報を全社で共有しています。

特に開発グループはお客さんと接する機会が少ないので、自分たちのサービスを使っているのはどういった人たちなのかを知る上でサポート担当やマーケティング担当が共有してくれる情報は貴重な情報源となっています。

研究者・論文ネタ

このグループでは、研究者やジャーナル出版、学術に関するニュースや情報をやりとりしています。
研究者や学会、学術界が今どのような状況にあるのか、現在のトレンドは何なのか、注目のサービスは…などなど、我々のお客さんに対する理解を少しでも深めるため、積極的に情報共有をしています。

神保町倶楽部

アトラスの所在地である神保町界隈の情報を共有するためのグループです。
「あそこのランチが美味しい」とか「古本市が始まるよ」とか、そういったゆるーい情報のやりとりにも使っています。

Slack

もう一つはSlackというサービスです。
Slack: https://slack.com/

Slackは以前もご紹介しましたが、以前は開発グループ内だけで使用していたものを全社で使用するようになりました。

Slackは、グループチャットのサービスです。LINEやメッセンジャーサービスのグループチャットのようなものを想像してもらうとイメージしやすいと思います。Slackの場合、アトラスメンバであれば誰からもグループが見れる状態になっており、オープンな状態でチャットをすることができます(もちろんクローズなグループも作れます)。

Slackはあくまでチャットツールなので、「流れていって後で見返さなくても良い情報」をやりとりするために使っています。ちょっとした会話や雑談の代わりみたいなものです。

Slackの良いところ悪いところ

「ちょっとした会話や雑談の代わり」なら、話しかければ良いのでは?と思うかもしれませんが、集中して仕事している場合、特にエンジニアが集中して実装している場合などは、どうしても話しかけにくいことがあります。その際に、Slackで一言何か書いておくと、相手が気がついた時に返信してくれるので相手の作業を邪魔せずに済みます。

また、「グループチャット」という不特定多数の人が見れる形式なので、特定の人同士の会話であっても、グループに参加している他のメンバがフォローを入れることができます。また、有識者がわからない場合でもグループ参加者全員に話しかける(通知を出す)ことができるので、「知っている人」を探す手間も省けます。

もう一つ便利なのは、投稿に対して様々なリアクションをつけられるることができるところです。

こんな感じでリアクションに絵文字が使えるだけでなく、自分たちで好きな絵文字を登録できるので、アトラス内では色々と絵文字で遊んでいます。

一方でSlackの悪いところは、後述することに絡むのですが、情報量が多いので気が散る、というところでしょうか。詳しくは次項で説明したいと思います。

アトラス的Slackの使い方

アトラスでは、各サービスやチームごとに「チャンネル」と呼ばれるチャットルームを作っており、各メンバが必要なチャンネルに参加してコミュニケーションを取っていますが、それ以外に times_xxxx という個人チャンネルを作っています。
(これはアトラス的というわけではなく、他の企業でもこういった使い方をされているかと思います)

times_xxxxチャンネルがどういうものなのか簡単に説明すると、個人の作業中のつぶやきや思ったこと、作業記録などを書く、「日報」ならぬ「分報」のような使い方をしています。

timesチャンネルでは個人のつぶやきに対して、それを見ているメンバーがリアクションをしてくれたりします。↑は実際のやりとりですが、私のつぶやきに対して「暖房にする方法」を他のメンバーが教えてくれたり、気になったことにフォローが入ったりしてます。

今まで一人で悶々としていたことが、ここに書き込むことで誰かがアドバイスしてくれて解決!なんてこともよくあります。とても便利です。

アトラスではメンバの何割かが自身のtimesチャンネルを持っていて、このチャンネル上でもコミュニケーションを取っています。

はい、ここでSlackの悪いところの話に戻ります。

”メンバの何割かが自身のtimesチャンネルを持って”いるので、アトラス社内のSlackにはかなりの数のチャンネルが存在しています。

そのため、自分が参加するチャンネルが増えると、見るべきところが増えたり通知が増えたり…人によっては非常に気が散るようです(私自身は多くても全然気にならないタイプなので、かなり多くのチャンネルに参加しています)。

なので、入るべきチャンネルを絞ったり、通知をオフにしたり、人それぞれ使い方を工夫して使っています。

まとめ

以上、アトラス社内で使用しているコミュニケーションツールについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

アトラスでも業務の効率化のために様々なツールを試行錯誤しながら使っていますが、ツールはあくまでツールなので、それを使う側が何をどうやって使うかが重要になるかと思います。

何かコミュニケーションツールの導入を考えている方にとって、今回の記事が少しでも参考になりましたら幸いです。