アトラスの開発者ブログを続けるためにやった3つのこと

ごきげんよう、もなーです。
8月から投稿数が増えたこの開発者ブログですが、実は私が運用担当として色々やっています。今回はその話をしようと思います。

はじめに

アトラスの開発者ブログには以下の目的があります。

  • お客さんや就活生など、アトラスに興味を持っている人に、アトラスの開発者を知ってもらう
  • エンジニアの文章力向上、知識のアウトプット力向上等のスキルアップ

この2つの目的の下に開発者ブログは運用されてきたのですが、今までは毎月誰が記事を書くか決め、後は担当者に任せっきりだったので、記事の投稿頻度にかなりムラがありました。今年はもっと定期的・能動的に情報発信をしていきましょうということで、より本格的にブログを運用することになりました。

企業のブログは難しいもので、企業の名前を背負っている以上、誤字脱字だらけの記事や嘘の情報を掲載した記事を公開すると企業に対する信頼が失われてしまいます。
そのため、アトラスでは書いた記事を下書きとして出し、エンジニア間でレビューをすることで、誤字脱字や虚偽情報のないブログ記事を更新するようにしています。

また、記事を書くエンジニアの中には、どんな記事を書くか悩んで筆が進まない人、文章を書くのが苦手な人などもいます。しかし、この開発者ブログは「アトラスの開発グループの社員全員が書く」という前提で運用しているので、そういった人にも書いてもらわなければなりません。

こういった懸案事項を踏まえ「それでも継続的に記事を投稿し続けるにはどうすればいいか?」「書くのが苦手な人にも書いてもらうにはどうするのが良いか?」と考え、以下のような施策を取りました。

施策

1 アサイン形式を変える

今までは担当者を毎月1人をアサインしていましたが、毎月3人に増やしました。こうすることで、誰か1人が忙しくて投稿できなくても、他の人が投稿するので毎月必ず1本は記事を投稿できるようになりました。また、同じ案件に携わっている人を同時にアサインすると、その案件が忙しくなった時に誰も記事を書けなくなるので、なるべく案件が異なる人を同時にアサインしています。
アサインのタイミングは月初にしていましたが、テーマの選定や記事の修正に時間がかかる人もいて、1ヶ月では書けないという声もあったので、今は試験的に3ヶ月前にアサインしています。

2 手順を整備する

アサインされてから公開されるまでの手順は今までもありましたが、内容が不明確で、誰がOKを出すのか、どのタイミングで公開すれば良いのかが分かりませんでした。そこで、不明確だった承認経路や確認期日を明確化しました。

細かい部分を決めるだけで、下書きのレビュー依頼から公開までがかなりスムーズに進むようになりました。OKの権限を持つ人や期間を決めることで、書く人もレビューする人も締切に対する意識を持つようになったためかなと思います。

3 リマインドする

アサインした後、業務が忙しい等の理由で忘れてしまっている人や、期限が近づいても記事があがってこない人にはリマインドをしています。リマインドをした人の中には、何を書けばいいか分からない、書いたけれど自分の文章に自信がない、という人もいます。そういう人についてはテーマを提案したり、文章をレビューに先駆けてチェックしたりなど、フォローを入れることで、記事を書くのが苦手な人でも提出できるようにサポートしています。
また、業務が忙しくて忘れてしまった、というケースを予防するために、入り口にあるアサインボードに開発者ブログの欄を設け、誰がいつアサインされているかをいつでも確認できるようにしています。

やってみた結果

上記のような施策を取ってから、ブログの記事の投稿が途切れることがなくなりました。理由としては各施策でも述べましたが、毎月3人ずつアサインしたことによって、コンスタントに誰かが記事を投稿してくれること、手順を明確にすることで下書きの提出から公開までがスムーズに進むようになり、中途半端にレビューされた状態の記事などがなくなったこと、リマインドすることで担当者が締切をより意識するようになったことが挙げられます。テーマの提案や記事の投稿頻度など、まだ課題はありますが、継続的に更新されるようになったと感じています。

おわりに

色々な企業のブログを見ていると、最終投稿が数年前で止まっているもの、ほぼ毎日記事が投稿されているもの、特定の人しか記事を投稿していないもの、など本当に様々です。このブログを読んでくださっている方の中にも、会社のブログが思うように投稿されなくてやきもきしている人や、書かないとなぁと思いつつも手が出せていない人がいると思います。そういう方々の参考になれば幸いです。

まだまだ試行錯誤の途中ですが、この開発者ブログがより良いものになるよう、これからもがんばっていきたいと思います。それではまた。