新入社員研修がフルリモートでもハートフル!

はじめまして、2020年4月に新卒で入社したカズシです。
お籠りライフが続き体力の衰えを感じたので、寝起きに布団の上で3分間プランク(体幹トレーニングの1種)をするようになりました。
入社後の3ヶ月間は研修期間で、アトラス社内での研修と開発の基礎を学ぶ外部研修を経て、現在はConfitの開発業務に携わっています。
今回はアトラスの新入社員研修についてご紹介したいと思います。

アトラスの新入社員研修

新卒社員には入社後約1ヶ月間、アトラスで扱うサービスについて学ぶ研修が実施されます。4月時点でアトラスでは全社的なテレワーク体制をとっていました。なので今年は社内研修も入社日にPCを貸与されて以降、全てリモートで行われました。今年の研修では、それぞれの担当グループの下で各サービスごとに2〜3日で①学ぶ、②理解を深める、③発表するの3ステップを繰り返していきました。

①学ぶ

まずはサービスについての説明を聞くことで概要を掴んでいきます。説明はGoogle Meetで資料を画面共有しながら進めていきました。
アトラスは学術というニッチな分野のサービスを扱っているので、そもそも学術とは?という部分から説明が始まります。実際に学術大会サービスであるConfitの説明では、学会とは何かというところから説明を受けました。その上でどんな課題があり、どのように解決するためのサービスかという部分を聞けるので、スムーズに理解することができました。説明を細かく区切り、質問するチャンスもたくさんあるので、わからないまま次に進んでしまうこともありませんでした。
また、実際にお客様との打ち合わせに参加して議事録を作成する機会もありました。お客様にはどのような課題や疑問があって、先輩社員はどのように対応するかを肌で感じ、とても参考になりました。リモート会議に数件参加しましたが、実際に対面していないと誰が発言したのか把握することが難しく、議事録用のメモを取るときに苦戦しました。

②理解を深める

サービスの概要を掴んだ後は、その学びを深めていきます。説明資料や追加で提示された資料を中心に勉強しますが、情報共有ツールのDocBaseにマニュアルや関連資料がまとまっているので知識を自発的に広げていくことができます。
資料だけではなくサービスのテストサイトも使用しました。論文投稿システムであるEditorial Managerのテストサイトでは論文の投稿者、事務局、編集者の操作を一人で行うことで、論文審査の一連の流れとシステムの特徴を同時に効率よく学ぶことができました。
また、システムのことをよく知らない新入社員は、ある意味お客様に近いテストユーザーでもあります。操作が煩雑だった箇所や便利に感じた機能など、実際に操作してみて感じたことはフィードバックしていきました。
何か質問がある時はSlackで質問しました。直接声をかけて質問するより、一度文章にする手間がかかりますが、何がわからないのか整理してから質問ができるというメリットもあります。個人ではなくグループのチャンネルに書き込むので、気づいた先輩社員からすぐにレスポンスがあり時間的なロスは大きくありませんでした。

③発表する

各サービスの研修の最後には全社員の前で学んだことを発表します。ただ内容をまとめて発表するのではなく、「テストサイトを使って機能を紹介する」「担当者が聞いたら導入したくなるような発表」のようにお題が決まっていて、これに沿って発表の準備を進めました。
準備ができたら一度、先輩社員の前でリハーサルをして、資料や原稿の表現に間違いはないかのチェックとアドバイスをもらいました。それを元に修正と練習を繰り返して発表本番に臨みました。
発表にはZoomを使用しました。人の前に立つのも緊張しますが、PCの画面上に大勢の社員の顔が映っている状態はまた一味違った緊張感があります。画面共有に手間取る、マイクをミュートにしたまま話すなど、オンライン会議でのよくあるミスもこの場でしっかり経験しました。

日報を書く

研修期間は毎日業務日報を書きます。内容はその日の作業内容だけでなく、その日の課題や対策、一日で得た気づきなども記入します。翌日に担当の先輩社員から、誤字脱字や表現の指摘とコメントが記入されます。担当者以外にも多くの先輩社員からアドバイスや質問、激励などたくさんのコメントがあります。
日報のコメントはリモートワークで直接話す機会が少ない先輩社員との大事なコミュニケーションの場でもあり、会社全体で新卒を育てるという意思、温かさも感じました。
毎日日報を書くのは大変でしたが、コメントをモチベーションにして最後まで継続することで、文章力を鍛える良い機会となりました。

まとめ

アトラスの新入社員研修ではサービスについて学ぶ過程で、社会人の基本であるインプットとアウトプットを繰り返しました。日報での文章力も合わせて、社会人の基礎力が身についたと実感することができました。
入社してすぐにテレワークと聞いて最初は不安でした。特に一人で作業している時は「自分は本当に会社に所属しているのだろうか?」と考えてしまうこともあります。
しかし終わってみると、リモートが原因で学べなかったことは電話対応や来客対応など一部で、意外と少なかったように感じます。
先輩社員とのコミュニケーションはリモートではカバーが難しい部分です。コロナ禍が落ち着いて、まだお会いしたことがない先輩方とお話しするのが今から楽しみです