朝会で活躍する機材たち
目次
こんにちは。アトラスで三人いる小川のうち、三番目のL小川です。
今日はこんなイメージでお付き合いください。
以前、本ブログでさいとう(白)がリモートワークの取り組みについてご紹介しました。
https://devlog.atlas.jp/2015/04/23/716
リモートワークのコミュニケーションをより良いものにすべく、Webカメラ・スピーカー・マイクなどのハードウェアについても現在進行形でいろいろなものを試しています。
アトラスではリモート作業の人も朝会に参加しています。
本記事では朝会で使用している機材と、今日に至るまでの試行錯誤についてお話ししたいと思います。
「リモートの人も参加の開発チーム朝会」
開発チームの朝会では、プロジェクトごとに毎朝、前日の作業内容、その日の作業予定、困っていること、気づいたことをメンバ全員で順番に報告していきます。
これをリモート作業中の人も含めて行う場合は、デスクの上にMacBook Pro(+スピーカーマイク等)を置き、5〜10人が立った状態で取り囲む形になります。
(赤丸部分がMacBook Proとスピーカーマイク)
人数が多いプロジェクトではマイクから話す人の距離が遠くなるため、リモート側では話している人の声が聞こえにくくなってしまいます。
しかし、少しでも聞こえるようにと社内側のマイクの入力感度を上げると、ハウリング(マイクがスピーカーからの音を拾い、発振してしまう現象)が起きたりスピーカーから出たリモート側の音声が社内側のマイクに入ってしまい声が2回聞こえるという問題がありました。
「初めてのスピーカーマイク」
リモートワークを開始するにあたり、初めて買ったスピーカーマイクがこれ。
アーバンユーティリティ DJマイク
(Bluetooth接続 ハンズフリー スピーカーマイク) UPMS-DJ1
DJマイクと呼んでいます。見た目はマイクの形をしていますが、スピーカーとしても使えます。
これに向かって話すときはテンションが上がっていい感じ。
しかし、会議で使うような用途では作られていないので、全員に届く十分な音量を出そうとするとハウリングが起きてしまうという問題が…。テンション下がります。
この頃はまだリモートワークを始めたばかりで社内もリモート側も手探りの状態でした。
双方で落ち着く設定を見つけるまでに20分かかるなんていうこともありました。
「Web会議用スピーカーフォンにステップアップ」
リモート会議の度にハウリング音を響かせていた私たちですが、
“ちゃんとその用途に合った会議用のスピーカーが必要だよね”ということで、
YAMAHA PJP-20URを購入しました。
通称おにぎり。
難しい設定も不要で、使ってみると音質もクリアでハウリングなんてまず起きません。
こちらの声もリモート側にしっかり届いているようで、スムーズに進めることができました。
「さよならは突然に」
ある日、いつものように「おにぎり」を置いている棚を開けると、あるはずの場所にない。。。
ちょうどこの頃、他のチームでもリモートワークを始めたので、その朝会のために持って行かれてしまったのです。
(システム開発部でノウハウが得られ、リモートワークが順調に広がった結果ということでもあります。)
新しいスピーカーマイクが手に入るまで、手持ちの機材でいろいろと試してみることにしました。
「試行錯誤」
Zoom Q4
広角のWebカメラを試してみたく、個人の趣味で持っていたものを使ってみました。
結果:
全員(5〜10人 )とはいかないものの、少し離れた距離でも3〜4人は映せます。
今ある機材でこれが一番広角なので、このまま使い続けることにしました。
iBUFFALO BSW20KM14BK
アングルの自由度に惹かれて個人的に購入したWebカメラ。マイクも内蔵しています。
結果:
アングルの調整がしやすいです。
しかし、マイクと人との距離が1mほど離れてしまうとリモート側には聞こえにくいようです。
やはり、1対1の距離感で使うのがが正しいようです。
JBL ON TOUR iBT
自分が持っていたJBLのBluetoothスピーカーに内蔵マイクがあることに気づき、試してみました。
結果:
さすがオーディオメーカー、音がいい。つい音楽を鳴らしたくなってしまいます。
ですが、これも上述のWebカメラと同様に、話す人が手に取れるような位置にいないとリモート側には音声が届きにくいようです。
「新製品」
2015年10月にYAMAHAから会議用スピーカーマイクの新製品が発売されました。
実はこれが発売されるのを待っていました。
別の製品についても検討はしていましたが、いままでのYAMAHA PJP-20URの実績もありますし、新旧製品の比較もしてみたい!という理由で、この製品を購入しました。
YAMAHA PJP-20URと比べると一回り大きめです。通称「大きなおにぎり」。
こちらも音質がクリアで聞き取りやすく、音量も大きく感じられました。
もちろんハウリングも起こりません。
Bluetooth接続もできるので、いろいろな使い方ができそうです。
(YAMAHA PJP-20URはBluetooth接続不可)
「まとめ」
現状では
Webカメラ:Zoom Q4
スピーカー・マイク:YAMAHA YVC-300
を組み合わせて使うことで、最も良い結果が得られています。
声の大きさや声質によってリモート側で聞こえづらくなるという問題はまだあるのですが、ひとまずはYAMAHA YVC-300をメインにしていろいろ試してみようと思います。
ミーティングの度に機材を持ってきてはあれこれと実験する自分に付き合ってくれたチームメンバーに感謝です。(まだ実験は終わりませんが。)
(全員を映せそうなこのWebカメラ、
http://buffalo.jp/product/multimedia/web-camera/bsw180abk/
使ってみたいです…。)