東京での新しい始まり:アトラスでの5ヶ月間の振り返り
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こんにちは、韓国から来たヨンウです。
仙台で2年間、名古屋で2年半の間SIerとして働き、今年の2月に東京に移ってアトラスに入社しました。
入社してから5ヶ月が経ち、忙しく過ごしているうちにもう今年の半分が過ぎていることに気づきました。 東京に初めて来たときに着ていた厚手の服が、今では半袖に変わっていることで、時の流れを実感します。
この記事では、入社してから約5ヶ月が経った今、私が行った仕事や感じたことを共有したいと思います。
東京、アトラスでの第一歩
入社して以来、私はConfitというサービスの開発を担当しています。
Confitは、学術大会の運営を円滑にするシステムで、アトラスの主要なサービスの一つです。
最初の2週間は開発環境の構築、社内でのルール、Confitはどのようなサービスかなどの基礎的なことを学びました。 ある程度会社での業務プロセスを知った私は、本格的に開発業務に着手することになりました。
React、Next.js、StoryBookに触れる
入社して最初に担当した仕事は、Reactで共通コンポーネントを作成することでした。上記の画面のような、ReactとNext.jsをベースにしたサイトで使われるボタンやリストなどのコンポーネント化を行いました。
作成したコンポーネントは、Storybookというライブラリでドキュメント化とテストを実施しました。Storybookを使うと、デザイナーもエンジニアも一目で分かりやすく、テストも容易になるため、チームで開発をする際に便利なライブラリだと思いました。
過去の業務ではReactに触れる機会が少なかったため、Reactをやりたかった私は本当にやりがいを感じました。
Thymleaf、Kotlin、Spring WebFluxでWeb開発
Reactのコンポーネントを作成した後、Confitのシステム管理者画面の細かい修正を担当しました。 当時フロントエンド中心の開発に集中していた私にとっては、短い期間でしたがThymeleafを使ったKotlinとSpring WebFluxの理解を深めるいい機会でした。
Flutterでモバイルアプリ開発
そして、Confitのモバイルアプリをリニューアルすることになり、私もそのプロジェクトに参加することになりました。 名前を聞いたことがあるクロスプラットフォームフレームワークであるFlutterに初めて触れる瞬間でした。
初めて見た印象は、これまで経験してきたJavaとJavaScriptを足して2で割ったようなものでした。RiverpodはReactのReduxに似ているように見えました。
しかし、漠然と面白そうだと思っていたモバイルアプリ開発は、簡単ではありませんでした。思った以上にFlutterとモバイル特有のライフサイクルとルールが存在し、それを理解するのが難しかったです。
約3ヶ月間の開発を行い、短い期間でしたがモバイルアプリ開発を経験し、Confitへの理解もより深めることができて嬉しかったです。
再びWeb開発、AWSのサービスに触れる
最近、再びWebの開発に戻りました。以前やっていたバックエンド開発を忘れてしまった部分が多く、最初からもう一回復習をしました。
私が担当した業務は、モバイルアプリの設定やデータ更新などのできる管理画面を作成することでした。例えば、Web画面でアプリの公開・非公開を切り替える画面と機能などを作成することです。
今日はプロジェクトのAWSインフラについて理解するのに少し時間を費やしました。 この仕事は現在進行中で、引き続き学びの連続の日々を送っています。
困った時に相談できる環境
もちろん、常に順調な道ばかりではありませんでした。 入ってくる情報量を全て消化しきれない部分があり、その過程でミスもありました。
また、理解できないコードやプログラムの仕様などで誤解したり、迷うことがあり、スムーズに仕事が進まない時もありました。
しかし、その都度、もくもく会(すぐ口頭確認ができる時間)などで周りの先輩方が親切に教えてくださり、常にペースを上げながら、その都度無事に仕事を終えることができたと思います。
特にアトラスでは、多くの人がフィードバックをこまめにしてくれるため、その点が本当に助かりました。
私の場合は日本語がまだ未熟な部分がありますが、アトラスでは先輩たちが不自然な日本語やニュアンスの違う日本語を使った時、すぐに訂正してもらえます。
最近覚えているのは、「障害」を「不具合」の意味で使ったことや、「考慮外」「想定外」の意味で「論外」と言っていたことです。
些細なニュアンスの違いでも誤解を招きやすかったり、意味が変わってしまうため、すぐに訂正してもらえるのは非常に嬉しいことです。
これまでは、「外国人」という点で知らず知らずのうちに配慮されていたためか、間違った日本語を使ってもそのままにされることが多かったです。
成長できる環境
社内で開催されている「フロントエンド・デザインワーキング」という勉強会にも参加しています。
この勉強会は、週1回・1時間行われ、フロントエンド・デザインに関する記事を書く時間です。記事を書いてレビューし合うことで、内容を分かりやすく修正したり、感想を聞いたりすることができます。
上記の画像は、「フロントエンド・デザインワーキング」で私がNotionで書いた記事で、レビューを受けている様子です。
前職では、勉強会に参加する機会がなかったのですが、このように周りに勉強している方がいることで、自分も勉強したいという意欲が湧きました。常に自己成長を続けるための原動力となっています。
私も周りの人々に良い影響を与えるエンジニアになれるよう努力したいと思います。
最後に
以上が、入社から現在まででざっと経験したことです。
時々、2〜3年前の自分が書いたコードがめちゃくちゃだなと感じることがあります。しかし、それは以前は理解できなかったことが今では簡単に理解できているのだといえます。
短い時間では実感できませんが、それが少しでも成長しているという証拠だと思います。 まだまだ業務も日本語も未熟な部分が多いですが、成長していることを信じて、常に前に進むエンジニアになりたいと思います。