サービス稼働状況をリアルタイムで確認できるステータスページを作りました

はじめに

こんにちは、CTOの大神です。暑い日が続いていますが、お元気でお過ごしでしょうか?
学術大会サービスであるConfitは、ご利用いただいている学術大会の会期中のアクセスが多い状況でも快適にご利用いただけるように、負荷状況に応じてサーバー増強や監視強化していますが、サーバーのレスポンスが遅いなどお問い合わせをいただくことがあります。
その際に稼働状況がわかるステータスページがあれば、お問い合わせいただくことなく確認できるようになりますが、現状ではステータスページを準備できていない状況です。

アトラスではサーバー監視・サービス監視にSite24x7を利用しており、Site24x7では、各種監視を設定しているサーバー・サービスを対象にステータスページを作る機能があります。
これを利用してConfitのステータスページを作りましたのでご紹介します。

ステータスページ

ステータスページはサービスの稼働状況をリアルタイムにユーザーに知らせることを目的としていますので、このように稼働状況が一覧表示されます。
各サービスの現在の応答時間や稼働状況が表示され、ダウンタイムがあればダウンタイムの履歴も表示されます。
ステータスページに表示される情報

稼働状況には以下のステータスが表示されます。

No. ステータス 意味 内容
1 Operational 正常 正常に動作している場合に表示されます。
2 Informational 情報あり 何か情報がある場合に表示されます。
3 Under Maintenance メンテナンス中 定期または臨時のメンテナンス作業中に表示されます。
4 Degraded Performance パフォーマンス低下 一定の応答時間より表示に時間がかかる場合に表示されます。
5 Partial Outage 一部の障害 一部のサービスが利用できない場合に表示されます。
6 Major Outage 深刻な障害 すべてのサービスを利用できない場合に表示されます。

また、インシデント履歴や今後のメンテナンス情報も表示することができるので、システム運用の透明性を高めることにつながります。
メンテナンス情報とインシデント履歴

まとめ

Confitでは定期メンテナンス以外のダウンタイムはここ数年間は発生しておりませんが、応答時間が遅くなっているなどのお問い合わせをいただくことがあります。
ステータスページは現在の稼働状況から過去のサーバー停止などのダウンタイムの履歴が表示されるので、安定した稼働状況をご確認いただければ、Confitをご利用いただく方にも安心感を与えられます。
ステータスページは、現在ステータスが正しく表示されることの確認などをいろいろと準備中で、まだ公開できておりませんが、公開に向けて準備を進めています。

また、ステータスページを作成するサービスは各種ありますが、監視サービスの設定をそのまま利用できるので、Site24x7では簡単にステータスページを作成できます。ステータスページを作ろうとしている方にも参考になれば幸いです。