エンジニア採用面接で面接官からよく質問すること、応募者の方からよく質問されること
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どうも、さいとう(白)です。少し前に年末年始を迎えたと思ったらもう早春の候、時の流れの速さに愕然としております。学生のみなさんの中には、就活シーズン真っ只中という方もいるんじゃないでしょうか。ひょっとしたら就職・転職活動のリサーチ中にこのサイトに辿り着いた方もいるかもしれませんね。アトラスもすでに2026年の新卒エンジニア採用がスタートしており、中途採用は年間通して募集中です。そこで、今回はアトラスのエンジニア採用面接に関する記事をお届けします。アトラスに興味を持っていただき、ご応募を検討されている方にとって参考になれば嬉しいです。
選考フローと面接の種類
エンジニアの選考フローにはいくつか面接・面談があり、それぞれ面接官が異なります。
- カジュアル面談:若手エンジニア、人事担当
- 一次面接:ベテランエンジニア、マネージャー
- 最終面接:役員、取締役
カジュアル面談は、選考というよりもお互いの情報交換の場とお考えください。応募者の方には「こういう会社で働きたい」「こういうキャリアを積みたい」という希望があると思いますが、それに対してアトラスはどんな会社なのかを紹介し、希望をかなえられる環境なのかを見極めるための情報を提供します。そのうえで、選考に進むかを判断していただければ問題ありません。ぜひお気軽にカジュアル面談をお申し込みください。
面接でよく質問すること
一次面接・最終面接では、応募者の方へいろいろと質問をしていきますが、いくつか代表的なものをご紹介します。いずれも、以下に挙げる文面そのままの聞き方をするわけではなく、話の流れによって聞き方が変わったり、エピソードとして話していただいた内容を掘り下げていく形で聞くこともあります。
基本的には、アトラスの求める人物像にマッチしているかを見ていくことになりますが、その人物像については下記のnoteにまとめてあります。こちらもあわせて参考にしていただけると幸いです。
カジュアル面談始めます!&アトラスの職種と求める人物像とは?
新卒採用と中途採用では、スキル・開発経験に関することはだいぶ違ったレベル感になりますが、それ以外のことは基本的に同じ観点でお聞きしています。
1. アトラスの理念への共感
エンジニア採用にあたっては(エンジニアに限った話ではないのですが)、単なる技術力だけでなく、企業理念への共感も重視しています。とはいえ、面接の場でコーポレートサイトに掲載されている企業理念を暗唱する必要はありません(笑)。以下のような点についてお話を伺います。
- なぜアトラスに興味を持ったのか
- 何らかの形で学術に関わった経験があるか
アトラスに興味を持っていただいたポイントやその経緯と、質疑応答のなかで見えてきた人柄などを踏まえ、我々が企業理念として掲げるサービス哲学を一緒に実践していけそうか、働くうえで共有している考え方をもとに行動できそうかを見ています。
必ずしも学術に携わった経験がないとダメかというと、そんなことはありませんのでご安心ください。後述の面接でよく質問されることでも説明しますが、応募の時点で学術分野は未経験でも問題はありません。もちろん経験があればなお良しです。
2. チーム志向について
アトラスの開発業務では(これも開発に限った話ではないのですが)、チームでの協働を重視しています。ポイントとして、以下のような点を確認しています。
- 周囲と協力・連携しながら仕事を進められるか
- 個人の成果だけでなく、チームの成果を追求できるか
- 知識・情報共有やコミュニケーションに積極的か
これまでの学校生活や研究活動、サークル活動、アルバイト経験、趣味の領域など、いろいろなお話を伺います。その中で、チームワークを求められたときにどういった思考や行動をする人なのかを見ています。たとえばサークルの部長経験、塾講師のアルバイト経験、開発チームのサブリーダー経験、どんなことでもよいのですが、肩書きや役職名だけでなく、実際にやったことに基づくエピソード、うまくいったことだけでなく苦労した話や工夫した点を聞かせていただけると、とてもとても面接官に刺さります。
3. 主体性と成長意欲
エンジニアを続けていくには(これまたエンジニアに限らずなのですが)、主体性と成長意欲が重要です。以下のような点について、具体的な経験や考えを伺っています。
- 受動的ではなく、能動的に業務に取り組めるか
- 問題解決に向けて自発的に行動できるか
- 新しい技術への関心や学習意欲があるか
まだ就業経験のない新卒採用の方には、少し難しいアピールポイントになるかもしれません。2. チーム志向についてと同じように、学業でもアルバイトでも、これまでの様々な活動の中で主体性と成長意欲を発揮したエピソードを聞かせていただけると素晴らしいです。また、エンジニアを志すにあたってプログラミングなど何かしら技術的な勉強もされていると思います。いまこの技術が気になって勉強していて、自分のPCでこういうものを作って動かしてみた、みたいなお話があると、エンジニア適性ありそうな方だなあと感じます。
中途採用のエンジニアの方であれば、技術的な課題でもよいですし、チーム運営に関するような組織課題でもよいのですが、自発的に課題発見や問題提起をしたうえで解決に取り組んだエピソードをお聞きすることが多いです。たとえばツールを導入して作業効率化したというお話であれば、なぜそのツールを選定したのか(なぜ他のツールより適切だったのか)、導入までの障壁(コスト面や反対意見など)をどう取り除いたか、導入した結果どの程度効率化できたのか、のような具体的な経緯や成果まで聞かせていただけると、非常に説得力のあるアピール材料になると思います。
面接でよく質問されること
面接では、こちらから質問するだけではなく、応募者の方から質問いただく時間も設けています。よく聞かれる内容の中から、いくつか代表的なものをご紹介しますので、ぜひご参考にしてください。
ここに書いてあることをわざわざ面接で聞いてきたら減点!みたいなことはありませんので、安心してください(笑)。むしろ、より突っ込んだ深い質疑応答ができるかもしれません。
1. 学術業界の知識は必要ですか?
結論から言えば、入社時点で学術業界に詳しい必要はありません。大切なのは以下の2点です。
- 「研究者が研究に専念できる世界へ」という企業理念への共感
- ユーザーの課題を解決する意志があり、そのためにユーザーに興味を持つ
もちろん、サービスを開発するうえでユーザーの理解や業界知識は必要です。これは学術に限らず、どの分野でも同じですね。いまは学術や研究者のことを知らなくても、入社後に先輩社員がフォローしますので、基本的な知識はそのときに身につけられますし、業務の中でさらに深い知識を身につけていけば問題ありません。
いまアトラスに在籍する社員も、入社前は学術業界の知識がなかった人が多数派です。下記のnoteにもまとめてありますので、ぜひご覧ください。
2. リモートワークについて
世間的にはすっかり当たり前になってきたり、揺り戻しでオフィス回帰の動きも出てきていますが、アトラスでは当面リモートワーク主体の働き方を続けていきます。リモートワーク自体は募集要項にも明記しているものですが、果たして実態はどうなのか?というのは面接ではなかなか質問しづらいかもしれませんので、ざっと以下にリモートワークの実態をまとめます。
- エンジニアの出社率は約7%です。出社頻度としてはだいたい月1-2日程度になります。
- 2ヶ月に1回は計画出社日があります。この日は開発チームみんなでオフィスで仕事します。終業後に軽く懇親会もやっています。
- 計画出社日以外にも自由に出社できます。ただし、オフィスの座席数に限りがあるため、どこかのチームが計画出社日などで人数が多いときは、調整してもらうかもしれません。
- 新卒・中途を問わず、入社直後は業務フォローと社内メンバーとの交流を持ってもらう目的で、週1-2日は出社してもらうことが多いです。期間は明確に定めていませんが、ご本人の様子を見ながら決めています。
- 新卒の場合、実務経験がなく基礎的な技術習得が必要な方には3ヶ月ほど外部研修を受けていただきますが、この研修も最近はオンライン形式になっています。自宅か会社のいずれかで受講してもらっています。
上記の通り、基本的にはフルリモートとしつつ、状況に応じて出社も活用するスタンスです。2ヶ月に1回の出社日を設けることで、対面でのコミュニケーションも大切にしています。リモートワークでもスムーズに業務が進められるよう、各種コミュニケーションツールやナレッジ共有の仕組みを整備しています。
3. 活躍している人の共通点
アトラスではどんな人が活躍していますか?という質問もよく聞かれます。シンプルにお答えすると、面接でよく質問することにも記載した「求める人物像」にマッチする人です。
- アトラスの事業や理念に共感している
- 周囲と協力・連携しながら仕事を進められる
- 個人の成果だけではなくチームの成果を追求できる
- 受動的ではなく、能動的に業務に取り組める
- 知的好奇心が高く、新しいことを吸収できる
具体的な行動例としては、最新の技術動向をチェックしてチームに共有したり、さらにその技術を取り入れてサービスを進化させたり、課題を解決するなどです。エンジニアとして価値がある行動で、活躍している姿としてわかりやすいかと思います。また、チームの誰かが技術的な問題に直面して困っているときにフォローしたり、適切に情報提供して解決に導いたりと、チームワークを高める行動が高く評価されます。
おわりに
アトラスのエンジニア採用面接の内情を少しお見せしましたが、今回の記事はいかがでしたでしょうか。募集要項や選考プロセスなどを知りたい方は、採用情報ページから最新情報をチェックしてください。組織体制や社風、社員インタビューなども掲載していますので、アトラスについてより詳しく知ることができます。ぜひご覧ください。
面接ではすごく緊張される方も多いですが、緊張するのは当然ですし、面接慣れしていない方にとっては無理もないことです。少しずつ緊張をほぐしながら対話してもらえるよう、面接官も心がけていますので、安心して面接に臨んでください。みなさまからのご応募、お待ちしております。