Web会議用スピーカーマイクの使い方を考えてみた
目次
リモートワーク本運用開始!
こんにちわ、L小川です。
以前、弊社ブログでお伝えしたリモートワーク(在宅勤務)の試行運用ですが、今年の6月からシステム開発部で本運用を開始しました。
リモートワークの試行期間中はオフィス側で機材のセッティングをしていた私ですが、本運用からリモートワークの対象者になりました。
2016年9月現在、システム開発グループ20名のうち8名が毎週木曜日に自宅で仕事をしています。
今回の記事では自分がリモート側で体験したトラブルとその解決策をお伝えします。
音が途切れる…?!
弊社システム開発部のリモート朝礼では主にYAMAHA YVC-300をスピーカーマイクとして使っています。
(詳細は弊社ブログ「朝礼で活躍する機材たち」をご覧ください。)
機材のセッティングを入社1〜2年目の若者たちに任せ、ドキドキしながらappear.inで初のリモート参加。
あれ?音が途切れる…?!。
スピーカーマイクからの距離が遠いわけでもないのに話している声が途切れて何を話しているのかわからない。
「音質が悪い」というよりも、もはや通信障害を疑いたくなるようなレベル。
リモート側の音声ってこんなものなんだろうか?
リモートで参加している人数が多いからか?
通信帯域の問題だろうか?
等々…
そんなことをモヤモヤと考えながら、初のリモートワークを終えたのでした。
もしやキャンセリング?
リモート側で出した声はオフィス側のYAMAHA YVC-300のスピーカーからそれなりの音量で出ているにも関わらず、リモート側にその声が返ってこないことに気づきました。
スピーカーから出た音声がそのマイクに入力されていてもおかしくない音量なのに、リモート側に聴こえない。
ということは、このスピーカーマイクはスピーカーから出した音声を使って、マイクに入ってきた音声をキャンセリングしているのではないか?と考えました。
【イメージ図(あくまで想像です。)】
だとすると
先日のリモート朝礼で音声が途切れていたのは下記のようなことが起きていたのではないでしょうか。
- リモート側でキーボードのタイピング音やイスのきしむ音、生活音などがリモート側のマイクに入力され、オフィス側のYAMAHA YVC-300のスピーカーで再生される。
- スピーカーから再生された音声がマイクに入力される。
- 同じタイミングでオフィス側で話していた人の声がリモート側からの音声でキャンセリングされる。
- 結果、リモート側には音声が途切れて聴こえる。
試してみる
スピーカーマイク内部で上記のような処理が行われていたとすると、オフィス側で話す際にリモート側にいる全員が音声をミュートすれば、キャンセリングによる音声の途切れは改善されるはずです。
リモートで参加するメンバーに協力してもらい、早速次のリモート朝礼で試してみました。
結果は…
オフィスからの音声が途切れることもなく、良好な結果が得られました!
リモートで参加していた他のメンバーにも同じように聞こえていたようです。
この仮説を検証して目に見える形で結果を出したかったのですが、機材と手間の都合で断念しました。
それでも「スピーカーに出力する音声を使って、マイクに入力された音声に対してなんらかの処理をしていそう」くらいは言ってもよさそうです。
ひと手間ですが
弊社の現状のリモート環境においては「自分が発言しない時間はミュートする。」というアプローチが有効でした。
ひと手間かかりますが、リモートで参加している全員が聞きやすく、スムーズにやりとりするためには必要な作業です。
今後リモートワーク制度を導入する会社が増えると、似たような悩みを持つ方も増えるかもしれません。
そんなときに本記事が解決策のヒントになれば幸いです。