アトラスエンジニアが大切にしていること、行動指針「ディベロッパー魂」2023年版

はじめに

こんにちは、斉藤(白)です。暑さ厳しい中、みなさんいかがお過ごしでしょうか。あまりの酷暑で私は日課の散歩もサボり気味です。リモートワーク中心の生活をしているとやはり運動不足が気になるので、熱中症には気をつけながら、体幹トレーニングや動的ストレッチなど、適度に身体を動かすようにしています。

さて今回のブログは、私たちアトラスエンジニアの行動指針がテーマです。アトラスの「ディベロッパー魂」を暑く!ではなくて熱く!ご紹介していきます。

ディベロッパー魂とは?

ディベロッパー魂については以前の記事でもご紹介しているのですが、アトラスのシステム開発グループでは行動指針を定めており、これをまとめてディベロッパー魂と呼んでいます。なかなかよい感じに熱さや泥臭さを醸し出しているネーミングで、みんなわりと気に入っています(笑)。スタートしたのが2014年で、もう10年近く続けている取り組みです。

2020年からしばらく改訂していなかったのですが、2022年に全社向けの企業理念を刷新したことにあわせて、ディベロッパー魂も改訂することにしました(企業理念の刷新については、アトラス公式noteの記事でご紹介しています)。企業理念のほうに従来のディベロッパー魂のいくつかと似た内容が取り入れられたため、それはそちらに任せようという理由です。また、チームの課題や成熟度合に合わせて、より現状に即した行動指針にバージョンアップしようという狙いもありました。

ディベロッパー魂 2023

以下が改訂した2023年度版のディベロッパー魂です。従来の行動指針をそのまま引き継いだものもありますが、表現を見直したり補足を加えたりして8項目にまとめました。いずれもエンジニアやエンジニアリングチームとして、アトラスがこうありたいという姿を簡潔に表現できていると思います。

プロダクトファースト

言われたものを作るのではなく、ユーザと自分たちにとって最適なプロダクトを最適なプロセス、アーキテクチャで作り、プロダクトを成長させる。

学習思考 (フィードフォワード)

日々の活動から行動や成果物に対する改善点・評価を学習して、事前に行動を変え今後のプロジェクトの生産性を向上させる。 チームで考えた「開発しやすくなること」をどんどん実行する。

オープンな文化

開発に必要な情報や状況はオープンにして、集合知で生産性を向上させる。

プロ意識

「プロとして恥ずかしい」「プロのプライドが許さない」という意識を常に持ち、プロとして必要な専門知識を学習し続ける。

自分らしさを発揮

業務範囲はフルスタックかつ自分の専門の分野を持つ。 自分にとっての「らしさ」を活かして行動・発言する。

グズは悪

まずはちゃんとしたものでなくていい。とにかくスピード感を持ってやってみる。

ネガティブではなくクリエイティブであれ

できない理由ではなく、できる解決策を提案する。

青春とは心のあり方である

創造力を阻む固定観念や先入観を捨て、信念に基づく若さを持って青春のように行動する。

ちなみに最後の「青春とは心のあり方である」はCTO大神のイチ推しで、敬愛する故・野村克也氏の著書から拝借しました。私も干支を4周ほどした年齢になり、青春なんてすっかり忘れていましたが、思わずハッとさせられた言葉です。

行動指針を定める目的

ご紹介した行動指針は「こうありたい」という姿を言語化した、いわば目標のようなものです。たとえば事業目標のような定量的な結果が求められる目標とは別に、数値で測れないような定性的な目標に向かってチームのエネルギーを集中させたいとき、行動指針はそのゴールを示し、達成したときのイメージをチームで共有する助けになります。また、チーム活動の判断や意思決定の基準となったり、未来志向を取り入れることで短期視点ばかりに偏向することを防ぐ役割もあります。マニュアルとは違い、具体的な行動は自分自身で考える必要があるので、自立心も養われます。

おわりに

今回は2023年度版のディベロッパー魂をテーマにお送りしましたが、いかがでしょうか。アトラスと同じように、チームで行動指針を取り入れたいという方の参考になれば幸いです。アトラスエンジニア一同、ディベロッパー魂を忘れずにサービス開発に邁進してまいります。