テレワークで失われた雑談を取り戻せ

こんにちは。浜野です。
アトラスでは新型コロナウイルス感染拡大防止のために、2月下旬から全社的にテレワーク勤務の強い推奨が始まり、その後は社会情勢を見ながら全員テレワーク勤務としたり、多少緩めたりしながら業務を続けています。
私自身は2020年2月下旬から7月下旬までの5か月間に1回だけしか出社していません。テレワーク自体は4,5年前から導入しており年々やり方を改善していたので、日々の開発業務は出社しなくても進められています。
しかし、テレワーク勤務が長く続くにつれて、メンバーとの雑談不足を実感しています。
今回は失われた雑談のきっかけ作りとして全社で実施した「バック・トゥ・ザ・フィーチャー」というブランド活動の企画を紹介します。

ブランド活動とは

ここでいう「ブランド」とは、海外のハイブランドから想像する「高級」のようなイメージではなく、日本古来からある「のれん」や「看板」のような時間をかけて積み上げていく信頼や伝統のイメージです。
アトラスでは働く一人ひとりがブランドの土台「コーポレートメッセージ、ビジョン、Atlas-ism(クレド)、ミッション」に基づいて行動し、アトラスに関わる人がファンになってくれるように心がけています。
そうしたことを知っていただき体感していただくために、ブログで情報を発信する活動や、定期的にテーマを決めて少人数のチームでブランドに関する話をする活動をブランド活動として実施しています。後者の活動はブランドミーティングと呼び、毎週金曜日の終業前に1回15分で実施しています。

バック・トゥ・ザ・フィーチャー企画

6月と7月のブランドミーティングは、6月に「金曜ロードSHOW!」で放送された「Back to the Future」に便乗して「Back to the Feature:特徴」と題した企画を開催しました。失われた雑談を取り戻すために、アトラスで提供している各サービスやアトラスが受託開発・運用で携わっているサービスの特徴や裏話をカジュアルに話しましょう!という主旨の企画です。
約1ヶ月にわたってサービスを取り上げ、毎回異なるいくつかの小チームに分かれて雑談しました。

回次 開催日 内容
第1週 2020年6月19日 Confit
第2週 2020年6月26日 Editorial Manager
第3週 2020年7月3日 SMOOSY
第4週 2020年7月10日 Atypon Literatum
第5週 2020年7月17日 自社サービス以前の受託開発・運用

ネタ準備

ネタ帳をGoogleドキュメントで用意し、各サービスに関する雑談の切り口となる見出しを企画者が最初に書いておきます。例えば、以下のような内容です。

  • サービスが生まれた背景
  • 開発秘話
  • お客さんからの声
  • 印象に残ったこと
  • その他自由に

歴史のあるサービスであればバージョンや年代ごとに見出しをつけて各バージョンに携わった人に書いてもらうのもありですし、大きいサービスであればサブシステムごとに分けて書いてもらうのもありだと思います。

最初に、サービスに携わったことのあるメンバーがそのサービスの今に至る経緯や裏話を書きます。とは言っても内容は個々におまかせなので、新卒として初めてそのサービスに携わったときの印象や、今はいない当時のメンバを振り返った内容などいろいろ書き込まれていきます。

ある程度書き込みが増えてきたら、内容を見て疑問に感じたことや率直な感想をサービス担当外のメンバーや途中からプロジェクトに参画したメンバーはコメント機能で追記していきます。
これをサービスごとに1つのネタ帳でブランドミーティングの開始までに準備します。

チーム編成

全ての回で共通のチームではなく、各回ごとにチームを編成します。各チームにはその回のトピックとなるサービスに関与したことのある人を必ず1人以上入れました。
参加者全員が気軽に話せる雰囲気にするため、1チームは4人前後での編成となりました。あまり人数が多くなると1回15分と短いので、聞くだけの人が多く出てきてしまうと思われます。
これらの条件を満たすよう考慮し、各回12チーム前後を編成しました。

実施時

ブランドミーティングの時間が来たら、Google MeetやSlack Callなど各チームごとにWeb会議ツールで集合して開始します。事前にチームで司会役を決めて、司会役の人が進行していくとスムーズに進みます。
過去の経緯を知らない比較的新しく参画した人に気になった箇所をピックアップしてもらい、その回で取り上げているサービスに携わっている人や長く在籍している人が後から補足すると、そこから話が広がりやすい印象でした。
雑談の中で出てきた感想やコメントなどは実施中も追記されていくので、ブランドミーティングが終わった後にネタ帳を見返すと、他のチームで話題となったことも知ることができます。

やってみて

今では当たり前にあると思われている社内のガイドラインや管理表が15年以上前のの受託開発や運用業務で培ったノウハウから生まれたものであることなど、皆の共通点につながる話題で話ができたのは良かったと思います。
また、ネタ帳には古くからいるメンバーが若手や中堅だったころに苦労した話や、当時感じていたことなども記載されていたので、途中で参画したメンバーは一緒に働いているメンバーの意外な一面や過去が見えてとても面白かったようです。
ブランド活動としては、担当外のサービスを知る機会や担当サービスの過去から引き継がれる経緯や想いが共有され、未来につなげるための共通認識を持てた点が良かったのではないかと思います。

さいごに

テレワークではコミュニケーションが合目的的となり、何か目的や理由がないと対面でもチャットでもコミュニケーションをとりにくくなっています。なので、引き続き日々の業務の中でちょっとした雑談ができるようなコミュニケーションの余白部分を意図的に作ることを模索していきたいと思います。

この記事を書いた人

合わせて読みたい